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カイロプラクティックとは②
カイロプラクティックは欧米では医学であるが,医学に正式に加わったのは比較的新しい。
たかだか40年ほどである。
薬剤を使わず、手術もしない医学ということで,従来の医学との連携も含め、今後も有望な医学である。
日本では民間療法なので従来の医学との連携は難しい。
私見では 自律神経の活性化の可能性のある (理論と実践を含めて)唯一の本格的療法ではないかと思っている。
神経学をちょっとかじれば、腸管神経、求心性内臓神経もふくめた壮大な自律神経網はまさに
電化精密機械の中に張り巡らされた精緻な配線網である。
配線網の劣化は機械本体の働きの不具合に直結する。
機械を点検するとき 複雑な配線網のチェックは点検の要のはずである。
ところが人間という機械を点検するとき配線網のチェックはほとんど考慮されないのだ。
それほど配線網に信頼をおいているのか
チェックの方法が見つからずに放置されてきたのか
機械にはない「循環」「内分泌」などが点検の花形でありそれは昔も今も変わらない。
よくわからないけど、
現実はこの配線網の修理を宣言している療法はほとんどカイロプラクテイックしかないように見える。
そして循環も内分泌も根本では神経支配がからんでいることを思うと
カイロプラクティックが今後の人類に及ぼす多大の可能性を強く感じる。
病名がつかなかったり症候群とまとめられている不具合や加齢現象と表現される運動器障害のなかには膨大なカイロプラクティックの適応がある。
ただ社会システム的なものが今のところ全く整っていないのも現実である。
ここでカイロプラクティックの産みの親であるオステオパシーについて私見を語ろう。
なぜオステオパシーという一般には耳慣れない療法に言及するかといえば
現実にはオステオパシーとカイロプラクティックをミックスしての施術が必要だからだ。
オステオパシーの創始者A・T・スティル氏は近代手技療法の大天才で、カイロプラクティックの8割はオステオパシーのパクリとさえ言われる。
欧米ではこの二つの療法ははっきりと別世界の存在らしいが
靭帯とインナーマッスルが固い日本人の施術には療法の施術が必須である。
ならば分ける必要はない。
渾然一体として使っている。
理論はカイロプラクティックのものを使う。
オステオパシーの若干神がかった理論はあんまり実用的ではないと思う。
オステオパシーの手技はカイロプラクティックより精緻で奥深いが、理論は畢竟循環の改善である。
そういうわけで オステオパシーは多用するけど すべてカイロプラクティック理論で組み立てている。
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