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カイロプラクティックとは③
前にも書いたが カイロプラクティック の特色は 標的が 神経 ということになっている。
古典的なカイロ理論では 神経の働きに影響を与える関節障害を「サブラクセーション」と言う。
具体的には椎間孔における神経圧迫のことを普通指す。
そして「サブラクセーション」に対してアプローチすることとを カイロプラクテイック と言う。
まあ でもそれは建前の話である。
現場での経験では(理論上の根拠はないが)神経圧迫は椎間孔だけではない印象がある。
椎間孔から末梢神経が出た直後の領域 さらには神経の通るインナーマッスル周辺で神経圧迫は起こりうる。
椎間孔における神経圧迫の解消がカイロプラクティックの本流のように言われているが 実はその根本の理論が
学問的にまだ証明されていない。
いくつかの説が提出されているにとどまっていると聞く。
イメージだが、心身のストレスの集中が関節包内の精緻な化学的変化や椎間板の膨隆を起こして「骨のズレ」のような外観を示す。
関節包周囲が固着化し、周辺を通る神経の働きを正常から少し変化させる。
そのために当該神経が支配する当該部位の筋肉(靭帯)の働きが微妙に不調になり局所的な神経圧迫が生じる。
それによって症状が出る。
そんな感じがすることが結構多い。
純粋に椎間孔の神経圧迫だろうと推定されるケースは特殊な例だ。
また純粋に筋肉だけの問題ならば、休養、運動で解消されることが多いから カイロプラクティックを受ける割合は極めて少ない。
しかしインナーマッスル(特に脊柱関連)はまれにひどい症状を引き起こすことがある。
どこまでが神経の問題か 筋肉の問題かは 常に意識している。
カイロプラクターが筋肉ニアプローチするとき、本当の標的は神経である。
それほど神経が関与することが非常に多いが、割合の問題で 純粋な筋肉の問題が絡むことがある。
筋肉の割合がそれなりのものであれば 純粋な筋肉へのアプローチも考慮しなくてなならない。
今までの話は神経(電気)の局所の接触不良の話である。
ここからは姿勢の問題(電気の総電流量)の話になる。
脊柱の生理的湾曲の湾曲半径の問題が根本にある。
生理的湾曲が回復すれば 姿勢は良くなり 自律神経のバランスは結果的に良くなるというストーリーである。(ちなみに骨盤は電気の接触不良にも総電流量にも関与する部位である)
生理的湾曲が崩れる根本原因は生活習慣とそれからくる心身のストレスである。
直接原因は最深部 深部 表層 のインナーマッスル とそれらに準じる靭帯である。
それらに密集する固有受容器の誤作動とも言える。
特に重要な部位を羅列すれば、外旋六筋・腸脛靭帯関連筋群・仙腸靭帯・回旋腱盤・環椎後頭関節関連靭帯群 等々
単純な姿勢の崩れが見えるのであればいかにそれが大きくても姿勢の崩れが隠れている状態より施術しやすい。
以下 続く。
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