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腰痛の話①
「痛み」には「疼痛」(とうつう)と「圧痛」(あっつう)があります。
「疼痛」とは 日常語の「痛み」と同じ。
「圧痛」は その部位に施術者が指で圧したと時に痛みが発生することです。
欧米では「骨のズレ」という言葉を日常会話の単語として使います。
さて、一言に腰痛といっても、範囲が広すぎるのでざっくりと分類します。
単純にはわけられないのですが 便宜的に分けてみます。(正確性はあまりありません。目安にすぎません。)
痛みの変化からの分類。
痛みに変化がある(痛いときと痛くない時がある)か 常に痛いか によって分類します。
常に痛い場合は 慢性腰痛 急性腰痛 内臓疾患 が考えられます。
内臓疾患の場合は 楽な姿勢がほぼないことが多いです。この場合は医療機関の受診が急務です。
例外のたとえとして寝ている姿勢が楽という髄液減少症はあります。
一般的には楽な姿勢がある場合は 筋骨格系の問題であることが多いです。
慢性腰痛は長年腰の痛みがある場合。
急性腰痛は最近発生したもの。炎症熱が強いものに「ギックリ腰」があります
次に痛みの変化がある場合、変化のきっかけである時間、姿勢、動作などを詳しく聞きます。
また痛みが出てからカイロプラクティックを受けるまで 痛みが 少し悪化しているか 良くなっているか 不変か を聞きます。
激しく悪化しているなら 当然まず医療機関を受診しましょう!
一般的には不変という状態がカイロ施術者としては最もやっかいです。
痛みの部位による分類
おしりの部分(骨盤)→ 腰痛
おしりの上の部分(腰椎) → 腰痛
おしりの下の部分(脚) → 坐骨神経痛 膝痛 股関節痛
どこに痛みがあるかは大事です。原因も変わります。 複数個所のことが多いです。
さらに痛みの部位の面積も大事です。
広範囲(腰の範囲を越える場合も)に痛みが稠密に存在 → 繊維筋痛症などの疑い(医療機関の受診が必要)
広範囲(腰の範囲を越える場合も)に痛みが疎に存在 → 自律神経的、精神的な問題などが存在する可能性
境界線が漠然とした範囲の痛み → 筋骨格系の歪みによるのストレスの蓄積の可能性
境界線がはっきりした範囲の痛み → 筋肉の炎症の可能性
帯状の部位に痛みがある → 神経痛の可能性
ピンポイントに痛みがある場合 → 骨の際にあれば 「骨のズレ」の可能性
筋肉の真ん中にあれば 筋肉のストレスが集中した部位の可能性
今日の最後に痛み方の種類ですが
特に「圧痛」の場合 痛気持ちいい イヤな痛み によって意味が異なります。
痛気持ちいいのは 筋肉的な痛み で イヤな痛みは 神経的な痛みです。
よく「神経に触れる」という嫌な感情を言う言葉がありますが まさにそうです。
続きは次回にて。
肩こり、腰痛、姿勢改善のことなら札幌市南区澄川のTBBカイロ整体施術センターにお任せください。