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坐骨神経痛の話
坐骨神経痛は顔面神経痛、肋間神経痛とともに最も多い神経痛だと言われる。
前に坐骨神経痛について書いたときは広義に拡大解釈したが、ここでは狭義の坐骨神経痛を書く。
坐骨神経痛は症状名である。
坐骨神経が障害されて痛み・しびれがある状態。
大事なのは原疾患の有無である。
原疾患には次のようなものがある。
腰椎椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 辷り症…
原疾患が明確になれば原疾患への対処と神経痛症状への対処の二方向のアプローチになる。
まず医療機関の診断が必要。
原疾患がはっきりしない場合。
筋骨格系の歪みからくるものと想定できる。
ここで梨状筋症候群というものがある。
股関節の外旋筋の梨状筋により坐骨神経が、圧迫されているものだが、梨状筋がなぜ委縮しているかの原因は不問。
梨状筋症候群も原疾患ではなく症状名だ。
整形外科を受診する坐骨神経痛の80%は腰椎椎間板ヘルニアだと言う。
私の経験ではカイロプラクティック院に来られる坐骨神経痛様症状のある方の90%は骨盤矯正の適応である。
もっとはっきり言えば仙腸関節が原因。
梨状筋とか仙骨とか言うがそこは二次的なもの。
細かいことを言えば、90%の方に主原因として仙腸関節があるということ。
ほかに腰椎、股関節の問題が併存している方もいる。
腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は10%の中に含まれる。
医療機関の診断がすでにある方と医療機関の受診をお勧めする方と両方合わせてである。
坐骨神経は人体でもっとも長く直径の太い神経である。
L4 L5 S1 S2 S3 から出る末梢神経が離散集合して
坐骨神経となって脚部後面を下向していく。
骨盤の歪みは結果的に坐骨神経痛的症状も引き起こす。
骨盤で神経圧迫が起きているとしか言いようがない。
カイロプラクティック院にこられる坐骨神経痛はある日突然起きることが多い。
坐骨神経に沿って帯状に症状がでるのだが、その帯は長いとは限らず、移動することもある。
大事なのは脚部の症状よりも体幹部にも出る症状の場所である。
骨盤か腰椎かだ。
症状は強い痛みというより不快な痛み、電気的に放散するような痛みなので脚も痛い 腰も痛い 何だ?
と心中穏やかでなくなる。
だが落ち着いて腰の痛みはどこか確認してみよう。
背骨の際か お尻の部分か で
状況は異なる。
仙腸関節から来る坐骨神経痛は、発祥してから早ければ早いほど結果も早い。
しびれと痛みで歩くのも苦痛になるまで放置しても仙腸関節由来であれば良くなる可能性は高いが
当然時間はかかる。
中等症ヘルニアの場合は背骨の局所の痛みが最初から、強く支障度もそれなりにあるので医療機関に行く選択肢しか浮かばないし、それで正解。
痛みだけでなく、脚に力がはいらないために歩行に支障を来していればやはり医療機関受診が先。
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