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首痛の話

首痛についてだが、肩こりの項で肩と首と上背部は連動していると言った。

 

もっと言えば頭蓋部も連動している。

 

個別に考察するよりグループで、診たほうがいいテリトリーなのだ。

 

頸椎は骨盤とも深く関係する。

 

頸椎と関係する腰痛や膝痛がある。

 

が、本日は首すなわち頸椎のみの話にする。

 

頸椎だけで完結するストーリーを書く。

 

その理由は煩雑さを避けるためである。

 

その分現実から乖離する部分が出てくる。

 

神学論的であり教科書的でもある話になる(二つとも現実離れしている意)

 

 

頸椎は進化論的には前足より上方の脊柱の部分である。

 

頸椎の上方には脳神経や視覚の感覚器官、

 

嗅覚の感覚器官(呼吸器官の開口部を兼ねる)

 

聴覚の感覚器官、(平衡感覚の感覚器官を兼ねる)

 

消化管の開口部(発声器官を兼ねる)

 

が集積した頭蓋という部位がある。

 

頭蓋部は集積する感覚器官や膨大な脳神経のため、酸素の必要量が半端でない。

 

なのに首の中を上行する動脈は4本しかない左右の総頸動脈と左右の椎骨動脈。

 

椎骨動脈は頸椎に絡みつつ上行する。

 

第一頸椎の横突孔を通ったあとは、最終的に後頭骨の大後頭孔から脳に進入する。

 

頸椎の過度の後屈の持続は椎骨動脈の血流を阻害してきわめて危険である。

 

頸椎は七個の椎骨からなり全体が前湾した形状。

 

一番上の第一頸椎は棘突起がない特殊な形状。

 

頭(後頭骨)を乗せるリング状の台のような形。

 

環椎という。

 

リングのなかには脊髄が通る。

 

その環椎のリングの中には脊髄だけでなく軸が通っている。

 

軸を上につきだしているのが第二頸椎。

 

第二頸椎も特殊な形状で軸椎という。

 

軸椎は首の左右の回旋に大きな働きをする。

 

環椎はその特殊な形状ゆえ、その変位は24個の脊椎の中で唯一「脊髄圧迫」をおこすと言われる。

 

あとの23個の椎骨は椎間孔での末梢神経の「神経圧迫」である。

 

後頭骨 環椎 軸椎

 

この三つ部位が頸椎の最初の急所である。

 

何しろ脳から出た直後の場所であるから。

 

神経伝達に与える影響は大きい。

 

筋骨格系のゆがみによる症状がどこかにあれば

 

後頭骨 環椎 軸椎

 

のどれかが必ず「ずれている」とよく言われる。

 

確かにその傾向はあるだろう。

 

さて頸椎一般だが

 

私見では複合変位が多い。

 

特に多いのが

 

回旋、側方、後方 のトリプル複合変位だ。

 

上部か中部にトリプル複合変位があれば、下部に逆のトリプル複合変位がある。

 

だが、回旋変位のみと判断することも可能。

 

なぜなら回旋のさいに若干の側方と後方を伴ったとも言えるからだ。

 

だから回旋だけのリスティングをとっても結果はでる。

 

個人的にはトリプル複合変位をとったほうが確信がもてるし、より結果につながる。

 

それに不思議なことだが、回旋変位をとる技術より

 

応用のトリプル複合変位をとる技術の方が、はるかに容易で負荷がかなり少ないのだ。

 

側方変位のみをとることは少ない。

 

少ないがこの変位は最も神経圧迫が甚だしい。

 

後方変位のみをとことも少ない。

 

鞭打ち状態ならば後方変位は、発生頻度高くなる。

 

回旋変位のみをとることは側方や後方よりは多い。

 

上部頸椎で著明なフィクセーション軽減のために回旋変位と見做すこともある。

 

上部頸椎には側屈変位も見られる。

 

環椎は側方変位のみをとる。

 

 

 

頸椎はとてもデリケートな場所であるからよりソフトに、より効果的に施術することが最も求められる場所である。

 

今日の話は古典的理論の頸椎である。

 

姿勢理論では、一個一個の頸椎の変位は考慮しない。

 

 

 

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