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股関節について②
姿勢の崩れは、脊髄神経の証明できない僅かな障害を与え続ける。
カイロプラクティック生体物理学(姿勢理論)で習ったアメリカの論文の主旨である。
MRI写真で見ると明らかに脊柱管を通る脊髄が苦しそうである。
姿勢の崩れは脊柱の椎骨の位置の移動である。
まとまった数の椎骨がまとまって移動する。
これが古典カイロ理論と違うところである。
古典カイロ理論では椎骨は単独で移動する。
移動の種類は古典理論では
回旋、側屈 平行移動 の三種類
そしてその組み合わせである。
姿勢理論では
回旋、側屈 側方 の三種類
そしてその組み合わせである。
回旋<側屈<側方
の順にひどくなる。
側方という言葉は造語。
姿勢理論の言葉の訳だが、側屈がダブルである状態。
姿勢理論では椎骨一個一個を見ない。
椎骨の単独移動はほぼ無いと断じる。
移動しているように見えるのはみせかけの移動だと言う。
身体をいくつかのブロックに分けてブロック単位での移動を見る。
検査は視診がすべて。
視診に精通しないと話がはじまらない。
私が習ったカイロプラクティック生体物理学はそういう感じであった。
古典理論とあまりにも違うので皆とまどっていた。
何年もしてから姿勢の重要性を痛感して改めてテキストを読み返してみた。
姿勢理論では専用ドロップ・テーブルを使う。
そのころ気づいたのだが、使わなくても同じことが出来るのだ。
さらに二足歩行で最も負荷のかかる股関節の扱いが手薄すぎる。
習ってない部分があるのだろうが。
古典理論では後方、前方変位。
内旋、外旋の可動性減少。
姿勢理論では回旋変位。
股関節は周囲の関節と連動して動く。
単独の動きはない。
股関節に付着する筋肉は質量豊かで脊柱のインナーマッスルと絡む。
大雑把な変位の分類では捉えきれないものがある。
細かく分類すればいいかと言えばそうでもない。
どこまでが単独の変位かの見極めは不可能に近い。
股関節自体に自覚症状がなくても(厳密にはあったはずだが)
股関節由来と思われる腰痛 背部痛 肩痛
首痛 膝痛 姿勢の崩れが存在する。
股関節の調整だけで軽減する頭痛も存在する。
二足歩行の様態をどう見ても股関節が土台である。
もっと言えば
左右の股関節、仙腸関節の二重構造の土台だ。
骨盤はこの二重構造のことを言う。
次回骨盤を。
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