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膝痛について②
慢性膝痛は日常生活の自由度をかなり奪う。
膝の違和感が消失しなければ、思い切って手を打つべきである。
手を打つのが早ければ早いほどすぐ問題は解決する。
日常が相当不便になってから重い腰を上げて手を打つと、良くなるまで相当時間がかかる覚悟が必要。
まず膝は半月板損傷と靭帯損傷が多いので 最初に整形外科の診断は必要だ。
膝と足首は股関節より保護が手薄だが弱い関節ではない。
足首の故障はだいたい過度の内反である。捻挫のほとんどがそうだ。
事故ではないの膝の故障は骨盤からじわじわ侵襲してくる。
慢性の膝痛は腰椎および骨盤由来。股関節はひどい状態だが自覚症状はない。
急性膝痛は腰椎由来、脛腓関節由来、まれに頸椎由来。
大腿四頭筋由来は違和感がある場合に考慮する。
内転筋由来は無理な股関節酷使から来る。
「加齢による変形性膝関節症」といわれるケースは、骨盤の歪みが膝まで到達して膝の循環代謝が低下している状態。
膝だけを診ても何もできない。問題は膝ではない。
膝は過度の負荷を他所から受け続けているだけである。
膝の負担が長期継続して本当に骨が変形してしまっていれば、なかなか困難である。
そうなる前に手を打ちたい。
「水がたまる」人もいる。
これは危険サインである。
水が貯まるにはそれだけの理由があるので、残念ながら水を抜いても一時的な痛み軽減のあと再度貯まる。
カイロプラクテイック的に言えば、周辺部位の関節を正常な位置に戻す方向で、結果的に循環が改善すれば代謝も回復し水は貯まらなくなる。
半月板の極端な摩耗の場合、不自由さと引き換えに膝が固着化してこれ以上の破壊を防衛しているかのようだ。
関節を正常な位置に戻す方向で固着化を解くと楽になる。
しかし、今度は歩行時の負担が再開してまた痛くなる。
サポーターでの手厚い防御が必須になる。
固着化を解かないと修繕が始まらない。
かといって、修繕は年単位である。
かなりの高齢であれば代謝も落ちている…
半月板がこんなに摩耗するには相当の年月がかかる。
どこかの段階で手当を始めるチャンスはあったろうに!
残念である。
若ければ半月板が摩耗していると診断されても何不自由ない生活を送れる可能性は充分にある。
繰り返しになるが、とにかく膝の痛みは軽視してはいけない。
痛みが持続するようであれば 手を打つべし。
早く手を打てば ほんとに早く解決する。
放置すればするほどやっかいになっていく。
てきめんである。
ぎっくり腰をはじめ、肩こり、腰痛、姿勢改善でお悩みの方は札幌市南区澄川のTBBカイロ整体施術センターまでお気軽にお問い合わせください。