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骨盤矯正の種類について②
腰痛や肩こり、崩れた姿勢 猫背 頭痛
むくみ、膝痛 …
というあらゆる身体の歪みに関係する症状の根本にある骨盤を矯正する骨盤矯正。
前回は、骨盤矯正の仙腸関節(上後腸骨棘)の8通りの変位の理論について簡単に話した。
図解がないと理解できないような話を無理やり文字だけで説明したので悪しからず。
今日は補足的な話をしよう。
上後腸骨棘の変位の理論自体に異論の余地はない。
この理論を一言で言えば相対的な位置関係の理論である。
どんなに詳しく精査しても、たとえレントゲン撮影しても相対的な違いのポイントを
詳細にしている作業になる。
どこまでいっても絶対的指標のない理論である。
正中線を挟んだ左右の上後腸骨棘、その相対的な位置の比較の検査に基づいた理論である。
だから検査法のどこに力点を置くか、あるいは骨盤矯正の目的の温度差で
リスティングの結果が変わることがある。
もちろん変わらない場合も多いが。
大御所の先生二人のリスティイグが違うという信じられない現象を目撃したものだ。
つまりこの個所の変位の捉え方は、相容れない二つの方向性があった。
デリケートな問題なので具体的には言及しない。
あくまで変位というのは解剖学的なズレではなく、考え方の筋道なので
これが絶対的正解というものはないということになる。
この辺のところは初心者にはどうしても理解し難い。
わたくしの現在の個人的な見解を言えば
仙腸関節の問題は
関節自体の変位
関節を固定している靭帯の問題
の二つの別枠の条件があると考えている。
昔読んだカイロ理論書では
無造作に腸骨と仙骨に二分した項目の中で
それぞれ腸骨独自の問題
仙骨独自の問題であるかのような書き方をしているように見える。
たぶんわざとであろう。
こんな感じである。
腸骨 → 上後腸骨棘(8方向の変位)
仙骨 → 仙骨底(回旋変位、後方変位)
→ 仙骨尖(回旋変位、側屈変位
後方変位、下方変位)
そしてもちろん
変位の数だけスペシフィックな技術が存在している。
初心者はこの通りに理解してしまうのだが、
これですべてわかったと勘違いする。
これは骨盤を細分化したパーツの一つ一つの
現象を羅列しているに過ぎない。
有機的な繋がりの筋道の視点が別に必要なのだ。
もちろんそんなものはどんな専門書にも詳述されていない。
どの世界でも最も根幹的な部分は口頭でしか言わない。
核心的利益の流出は避ける。
でも経験値が高くなればなるほどそういう専門書はヒントの宝庫である。
結局、自分で探し出すものだ。
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