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カイロ理論よもやま⑨ アジャストメント②
前回の続き
アジャストメントに関する私見
アジャストメントは古典的カイロ理論に特有の技術である。
初心者の頃、インストラクターがアジャストはもっと思いっきり もっと早く もっと小さく
と口を酸っぱくして言っていたのを思い出す。
でもこれは嘘なのだ。
練習のさいの方便に過ぎない。
手技はアジャスト直前の最終形で事実上完了している。
最終形までの過程がこの手技の本質である。
目的あるいはリスティングのイメージ 手順 最終角度 最終圧
すべてが一様ではない。
最終形の瞬間、アジャストの様態はすでに決定されている。
恣意的な変更は不可能である。
この感覚を得るために練習をするのだ。
アジャストの様態は百回百様の如くである。
この手技は 頸椎、胸椎、腰椎 仙骨 腸骨 …
部位によって全く異なる。
頸椎を例に話そう。
目的がリスティング矯正の場合
C1は側方変位のみをとる。
C2以下は単独変位から複合変位、トリプル変位までとる。
C1C2 は連動したリスティングをとる事多し。
上位にトリプル変位をとれば下位に逆トリプル変位をとる事多し。
イメージとLODを確定させる。
基本は一回ですべて終わらす。
CPはC1以外ほとんど棘突起である。
回旋変位のみの場合は横突起がCPになること多し。
目的が固着化解消の場合
上部頸椎のCPは横突起が多い。
あとはリスティング変位に準じる。
続く
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